楽天クーポンについて徹底解説!
2025年07月30日
楽天市場のメルマガ配信はリピーター獲得やリピーター育成においてとても重要な施策の1つです。
ただ闇雲に配信しても最大限活用できませんが、ポイントをしっかりと抑えることで成果を上げることも難しくありません。
この記事では楽天市場でのメルマガ配信についての概要や配信内容、どんなメリットがあるのかなどを解説していきたいと思います。
楽天市場に限らず、Yahooショッピングや自社サイトを運営していく上で、メルマガ配信というのは大事な施策の1つと言えますが、
そもそもECサイトにおけるメルマガ配信とは一体どんなものなのか解説していきます。
ECサイトの顧客やリピーターに対して、メールを通じて新着商品の入荷の告知やキャンペーン開催告知、お得なクーポンの配布、新着コンテンツなどを配信し、認知や購入に繋げてもらうための施策です。
メルマガの目的としてはサイトの売上UPや商品の認知度UP、リピーターの獲得及び育成が挙げられます。
こういった目的のために定期的に配信することが大切ですが、誰彼構わず配信するのはあまり良い作業ではありません。
例えば、Aというコスメブランドを購入したことのあるユーザーに向けて、同じブランドの新商品が発売される告知をすることは効果的ですが、
Bというボールペンのブランドから新商品が発売されることを告知しても良い結果が得られない可能性が高いです。
ユーザーにとって有益な情報を配信することで冒頭に書いた売上UPや認知度UPに繋がりますので、
「配信リスト」というものをしっかり作り、「誰に」「どんな告知」をするか計画性を持って配信することがとても大事です。
ECサイトにおけるメルマガの重要性はご理解いただけたかと思いますので、ここからは楽天市場でのメルマガ(R-Mail)について解説したいと思います。
楽天市場ではR-Mailと呼ばれているメルマガ配信機能です。
楽天市場でお買い物したことのある方であれば分かるかと思いますが、
楽天市場では商品を購入する際、
「ショップからのお得のお知らせ」にデフォルトでチェックが入っており、このチェックを外さないまま購入を完了すると自動的にメルマガ購読登録されますので、
定期的に新着情報やお得なクーポンを配布することでリピーター獲得、育成に繋がりやすくなっています。
楽天市場でのメルマガ配信では店舗側が指定した特定のユーザーにのみセグメント配信できる機能や、
1週間に1度だけ無料で配信できる機能、無料以外でも1配信1円で配信できるなど、数多くのメリットがあります。
また効果測定も行いやすく、どのバナーがクリック(タップ)されているかなどヒートマップも表示されるので、
次回以降のメルマガの改善も行いやすくなります。
各店舗で自由にリストの作成ができ、指定したユーザーにのみ配信できる機能です。
例えば下記のような条件指定ができます。
・●年〜●年までの間に購入したことのあるユーザー
・●回以上購入したことのあるユーザー
・●●という商品を購入したことのあるユーザー
・会員ランクや居住地、誕生月によって指定
毎週日曜0:00から土曜23:59までの間、楽天提供の「週1回無料配信対象のユーザへ送信」リストを使用して、1週間に1度だけ無料配信できます。
ただし下記条件があるため、注意が必要です。
この無料配信機能と通常の有料配信機能を上手く併用し、効果的な配信を行いましょう。
・期間:毎週日曜0:00から土曜23:59まで
・セグメント:楽天提供の「週1回無料配信対象のユーザへ送信」リストを使用
・頻度:週に1回まで
・「週1回無料配信対象のユーザへ送信」の内訳
・メール内リンクのクリックから12ヶ月以内 or メール購読開始から3ヶ月以内 or 購入期間(予約日)から3ヶ月以内
※楽天市場公式マニュアルより抜粋
クロスデバイス効果測定という機能を使うことで、過去に配信したメルマガごとに効果測定を行うことができます。
主な効果測定項目は以下です。
・送信数
・開封数(開封率)
・クリック数
・送客数(送客率)
・転換数(転換率)
・売上
・1通あたりの売り上げ金額
・メルマガ内のバナーのヒートマップ
ヒートマップとは、どのバナーがどのくらいクリック(タップ)されているか数値化したものです。
ヒートマップを見ることでクリック(タップ)されている、されていないバナーが分かるため、次回配信以降にバナーの変更や配置変更などをしやすくなります。
ヒートマップに限らず言えますが、この効果測定を行うことでクリック(されにくい)、開封されやすい(されにくい)、転換されやすい(されにくい)などを判断しやすくなるため、より効率よく効果的なメルマガ配信をしやすくなります。
楽天メルマガには「PCテキストメール」「HTMLメール」「レスポンシブメール」「モバイルテキストメール」「モバイルHTMLメール」と5種類あります。
それぞれの特徴を簡単に説明します。
PC宛に送信するテキストメールの作成・送信が可能。
HTMLメールの作成・送信が可能。
HTMLコーディングを使用するため、テキストや画像などを自由に変更できます。
PCやスマートフォン、タブレットでの表示に適したレスポンシブメールの作成・送信が可能。
メール配信に専門的な知識は不要なので、どなたでも作成しやすいメールです。
※キャリア向けのアドレスには送信されません。
キャリアアドレス宛に送信するテキストメールの作成・送信が可能。
キャリアアドレス宛に送信するHTMLメールの作成・送信が可能。
上記のうち、全てのデバイスに対応し配信できるのは「レスポンシブメール」だけで、
PCのメールアドレス宛にのみ配信できるのは
「PCテキストメール」「HTMLメール」、
スマートフォンのキャリアアドレス宛にのみ配信できるのは
「モバイルテキストメール」「モバイルHTMLメール」となります。
レスポンシブメールはテンプレートを選択後、お好きなブロックを選択し画像やURLを入力するだけでメールを作成できます。
HTMLのような専門的な知識はいらないので、EC運用初心者の方でも比較的簡単に配信できるのでおすすめです。
【1-2.誰に、何のために配信すべき?】でも触れましたが、闇雲に配信するのはおすすめしていません。
まずは配信ターゲットや目的を決めてから配信しましょう。
楽天お買い物マラソンやスーパーSALEなど、楽天イベント開催のタイミングに合わせたクーポン施策を実施する場合の配信例を紹介します。
配信ターゲットは「週1回無料配信対象のユーザへ送信」もしくは「購入期間2020年〜2025年」や「購入回数1回以上」という条件リストを作成し、
なるべく多くのメルマガ登録者に配信します。
配信の主な目的は「楽天イベントの告知」と「お得なクーポンの配布」です。
件名には「緊急企画!」や「24時間限定!」「期間限定クーポンプレゼント!」など、読みたいと思われるようなタイトルを入れましょう。
「限定」や「●%OFF」といった強調ワードもおすすめです。
本文冒頭ではイベントの開催スケジュールの告知を行い、お得なクーポンもバナー訴求しましょう。
できればクーポン対象商品も画像を入れて訴求することをおすすめします。
配信後にクロスデバイス効果測定を行い、バナーのクリック数やクリック率、転換率などを計測し、次回以降のメルマガに活かしていきましょう。
Aというコスメブランドから新発売れる商品を紹介する場合の配信例を紹介します。
配信ターゲットは「利用対象商品ID」でAというコスメブランド全品のIDを入れた条件リストを作成し配信します。
配信の主な目的は、すでにAというブランドを購入したことのあるユーザーにのみ新商品の発売を告知し、購入 or 新商品を認知してもらうことです。
件名には「あの●●から待望の新作デビュー!」「新発売記念!」のようなタイトルが良いと思います。
本文冒頭では冒頭に新商品発売をアピールするようなバナーを入れ、スムーズに商品ページに飛べるようURLも設定しておきましょう。
もし新発売記念キャンペーンなども合わせて実施する場合はこちらも忘れずに告知します。
例1同様、配信後にクロスデバイス効果測定を行い、バナーのクリック数やクリック率、転換率などを計測し、次回以降のメルマガに活かしていきましょう。
今回のブログでは、ECサイトにおけるメルマガ配信の基本的な考え方から、楽天市場のR-Mail機能や配信例について詳しく解説しました。
メルマガはただ単に情報を送るだけでなく、売上向上や商品やブランドの認知度UP、リピーターの獲得や育成という明確な目的を持って行うべき重要な施策です。
そのためには闇雲に配信するのではなく「誰に」「どのような情報を届けるか」という計画性が非常に大切になります。
顧客の購買履歴や興味・関心に基づいたセグメント配信を効果的に活用し、ユーザーにとって本当に価値のある情報を提供することが成功の鍵です。
ぜひ今回のブログの内容を参考に、メルマガを最大限に活用し効果的な販促活動を展開してください。
もし楽天市場でのイベントや販促企画などについてのご相談やさらなる売上拡大などをお考えの方は是非一度ご相談ください。
JERICHO TOKYOでは楽天市場、もしくはYahooショッピングでの
・ショップ売上を伸ばしていきたい
・売上が停滞している
・すでに運営代行サービスを利用しているが上手く結果が出ていない
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どんな些細なお悩みでも良いのでぜひ一度お気軽にご相談ください。