2025年10月17日

Yahooは商品動画を設定していると訪問率が4倍以上になるって本当?

日々Yahooショッピングの運営を担当されている方には
「商品ページへのアクセスはあるのに、なぜか購入に繋がらない」
「商品の魅力が写真だけでは伝えきれない」
「最近は写真だけじゃなく動画も大事って聞くけど実際どうなの?」などと悩まれている方も多いと思います。

本記事では転換率(CVR)向上に直結する商品紹介動画の驚くべき効果と、導入が必要な理由、効果測定の方法などを解説します。

「なぜ動画が必要なのか」「どんなメリット・デメリットがあるのか」が明確になり、あなたの店舗の売上アップに繋がりますので、ぜひご一読ください。

1.なぜ今、Yahooショッピングに「商品紹介動画」が必要なのか?

【1-1.「購入後のイメージのズレ」を動画で解消する】

【1-1.「購入後のイメージのズレ」を動画で解消する】

ユーザーが商品を購入しない最大の要因の一つは
「届いた商品がイメージと違ったらどうしよう」という不安です。

静止画だけでは商品のサイズ感や素材の質感、使用感などを正確に伝えることは困難です。

例えば洋服の場合、動きやすさ、生地の柔らかさ、家電の場合は操作音などです。

動画はこれらの情報を五感に近くリアルに伝えることができるため、ユーザーの不安を解消し購入への心理的ハードルを下げます。

この不安解消こそが、転換率(CVR)を劇的に改善させる動画導入の最大の目的であり、ECサイトにおける「接客」の役割を果たします。

【1-2.「情報の処理速度」に合わせた現代の購買行動】

【1-2.「情報の処理速度」に合わせた現代の購買行動】

現代のユーザーは、忙しい日常の中で情報を「速く」「楽に」得たいと考えています。

テキストを熟読するよりも、15秒~30秒の動画を視聴する方が情報の理解度が高く手間がかかりません。

動画を商品ページに設置することは、ユーザーの「早く知りたい」というニーズに応えるための必須の施策となりつつあります。

2.商品紹介動画がもたらす3つの具体的なメリット

【2-1.転換率(CVR)の大幅な改善】

【2-1.転換率(CVR)の大幅な改善】

これはJERICHO TOKYOがサポートしている店舗様で、
2025年9月に行われたYahooの「ビッグボーナス」のグランドフィナーレ2日間で
商品動画を設置している商品とそうでない商品を比較したデータです。

訪問率、購買率ともに商品動画を設置している商品の方が売れているということが分かります。

Yahooショッピングに限らず、多くのECプラットフォームでは
動画を設置した商品ページの転換率が平均で1.5倍〜2倍に向上した事例が報告されています。

商品の魅力が伝わることで、カゴ落ち*率の低下にも繋がります。
※カゴ落ちとはユーザーが商品を買い物かごに入れた後に購入されず離脱してしまうことです。

【2-2.SEO効果とアクセス数の増加】

【2-2.SEO効果とアクセス数の増加】

Yahooショッピングのアルゴリズムは、ユーザーに最適な商品を表示するために商品スコアと呼ばれる点数を算出し、検索順位の並び順を決定しています。

ユーザーの滞在時間やエンゲージメント率も評価基準の一つです。

動画再生はユーザーのページ滞在時間を延ばすため、間接的に検索順位の向上に貢献する可能性があります。

また、検索結果一覧で表示される商品のサムネイル画像の右上に「動画アイコン」が自動で付くため、
ユーザーに一目で「この商品は動画付きだから細かいポイントまで見れるかも」と認識させることができます。

【2-3.レビュー評価とリピート率の向上】

動画によって商品イメージがより正確に伝わるため、
「イメージと違った」という理由での低評価や返品・キャンセルが減少し、
結果としてレビュー評価の向上に繋がります。

これは店舗への信頼を高め、他ユーザーの購入ハードルを下げることにも繋がり、
店舗全体の売上UPにも役立ちます。

商品動画についてもっと知りたい、具体的にどんな効果があって店舗の売上が上がるのか、など
どんな些細なことでも相談事がありましたらお気軽にお問い合わせください。

3.導入のハードルを解消!メリットとデメリット

【3-1.商品動画導入のメリット】

【3-1.商品動画導入のメリット】

【差別化】
まだ動画を導入していない競合店舗に対する強力な差別化要因になります。
先述したように、検索結果一覧画面にてサムネイル画像にも動画アイコンが付くため、詳細を知ってから購入したいユーザーが訪問しやすくなります。


【多用途性】
作成した動画は商品紹介動画以外にもX(旧Twitter)やInstagramなどのSNS広告やプロモーションにも活用でき、費用対効果が高くなります。
またLINEを活用している店舗では「リッチビデオメッセージ」に流用することもできます。


【接客の代替】
これまでは写真とキストのみで商品の良さなどを伝える必要がありましたが、
動画を追加することでユーザーの抱える疑問や購入の後押しにつながります。

【3-2.商品動画導入のデメリットと現実的な対策】

【3-2.商品動画導入のデメリットと現実的な対策】

【制作コストと手間】
1から動画を用意しなくてはならない場合、動画の企画から撮影、編集など、時間的&金銭的なコストがかかります。

メーカー型番商品の場合はメーカーが既に持っている動画データを共有してもらうだけで済む可能性があるためこのようなコストや手間はかかりませんが、
自社オリジナル商品や、メーカーが商品動画を持っていない場合はそうもいきません。

対策としては、まずはスマートフォンで撮影し、無料編集アプリを活用して簡易的な動画制作から始めることをおすすめします。

洋服を例に挙げると、実際に試着して1周ぐるっと回るだけ、
家電の場合はスイッチを押す仕草や使用時の作動音などが分かるような動画でも良いと思います。

4.専門家の領域!商品紹介動画の効果測定とPDCA

【4-1.プレミアム統計を活用した動画の貢献度分析】

【4-1.プレミアム統計を活用した動画の貢献度分析】

動画の効果を最大限に引き出すためには、
「なんとなく良さそう」ではなく「データで効果を証明する」ことが不可欠です。

Yahooショッピングの分析器のの1つ「プレミアム統計」では、動画が設置された商品ページの
「再生数」や「再生率」、「再生注文率」「再生注文売上」など細かい部分まで分析することができます。

設置した動画が「売上にどれだけ貢献しているか」を数値で把握することで、
次の動画制作の方向性を具体的に決定するPDCAサイクルを回します。

例えば再生時間が極端に短すぎる場合、動画の冒頭部分に改善の余地がある、
しっかり再生されている割に売上に貢献できていない場合は動画ではなく商品ページ自体に何か改善点があるか、などの課題を見つけやすくなります。

プレミアム統計についてはこちらで詳しく解説しています

コンサルタントによる「動画改善ロードマップ」

コンサルタントによる「動画改善ロードマップ」

私たちECコンサルタントはプレミアム統計のデータだけでなく、
動画の「最初の3秒」での離脱率など、より深い要因を分析します。

上述のように再生時間が極端に短すぎる場合など、「動画のせいでかえって離脱が増えている」といった問題点を特定し、
動画の構成、尺、サムネイルといったクリエイティブ面の改善案を具体的に提案します。

5.まとめ

Yahooショッピングにおける商品紹介動画は
以前は「あれば良いもの」程度でしたが、近年では売上を伸ばすために欠かせない必須ツールとなっています。

動画を導入することでユーザーが抱える商品に対する不安や疑問を解消し、
転換率の劇的な改善とレビュー評価の向上という多角的なメリットを得ることができます。

「どこから手をつけていいか分からない」「作った動画が本当に効果があるのか不安だ」という店舗様は、
ぜひJERICHO TOKYOにご相談ください。

貴社の商品の魅力を最大限に引き出す動画制作のディレクションから、プレミアム統計を活用した効果分析・改善まで、売上に繋がる施策をトータルでサポートいたします。

なかなか結果が出ない…
JERICHO TOKYOの実践サポートを

JERICHO TOKYOでは楽天市場、もしくはYahooショッピングでの
・ショップ売上を伸ばしていきたい
・売上が停滞している
・すでに運営代行サービスを利用しているが上手く結果が出ていない
などのお悩みの方をサポートしております。
どんな些細なお悩みでも良いのでぜひ一度お気軽にご相談ください。

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