楽天クーポンについて徹底解説!
2025年07月30日
楽天市場に出店しているけれどLINEをどう活用していいか分からない、
LINEって本当に効果があるの?などLINEに関するお悩みを抱えている運用担当者の方もいるかと思います。
この記事では、楽天市場の店舗様がLINEを効果的に活用し、さらなる売上UPや集客増加、認知度UPなどにつなげるための具体的な方法を解説します。
LINEの基本的な概要から、楽天LINEの連携方法、効果的な配信テクニック、そして料金プランや効果測定方法まで、実践できるノウハウをご紹介。
LINEをうまく活用して、顧客との関係を深めて売上を最大化しましょう!
楽天に出店されている店舗様にとってLINEの活用はもはや必須と言っても過言ではありません。
その理由は、LINEが持つ圧倒的なユーザー数と高いメッセージ開封率にあります。
以下、それぞれ解説していきます。
現代の日本国内において、LINEはまさに国民的コミュニケーションツールです。
LINEヤフーfor Businessのデータによると、日本の人口の約70%にあたる9,800万人もの人々がLINEを利用しています。※1
年齢層も幅広いため、店舗様の商品やサービスに興味を持つ多くの潜在顧客にアプローチできる可能性があります。
1出典:LINEヤフーforBusiness「LINE公式アカウント」
LINEユーザーの約80%が配信されたその日のうちにメッセージを開封するというデータも出ています。※1
これまで楽天市場でのコミュニケーションツールはメルマガ(R-Mail)のみでしたが、そのメルマガでさえ平均的な開封率は20〜30%程度と言われています。(※業界やターゲット層によって異なります)
その日のうちに開封されるため、イベントの開催告知やタイムSALE告知など、
「今見てもらいたい告知」や「タイムリーな告知」などを効果的に訴求することができます。
メルマガよりも多くのユーザーにアプローチすることができ、尚且つ高い開封率を誇るLINEですので
利用しない手はない、ということになります。
1出典:LINEヤフーforBusiness「LINE公式アカウント」
楽天市場でLINEを活用する際、まず知っておきたいのはどんな機能があるのか、メリットやデメリットかと思います。
ここでは、LINEの主な機能と、楽天店舗で活用するメリット・デメリットをご紹介します。
LINE配信の主な機能としては下記になりますが、基本的にはメッセージの配信、メニューの設定、自動応答、セグメント配信になります。
またRMSと連動した効果測定も可能です。
以下、詳細をまとめましたのでご覧ください。
【リッチメッセージ】
画像や動画を組み合わせた、視覚的に訴求力の高いメッセージです。
あらかじめ画像を作成する必要がありますが、色々なレイアウトからお好きなものを選び、
新商品の紹介やセール情報など、目を引くコンテンツでユーザーに訴求できます。
【配信予約機能】
あらかじめ設定した日時にメッセージを自動で配信できます。
タイムセールのお知らせや季節限定商品の告知など、計画的な情報発信が可能です。
楽天のメルマガ(R-Mail)ではスーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベント時に予約する場合、1週間前でないと人気の日時の予約が埋まってしまい、予約できないということがありましたが、
LINEは配信したい前日でも予約可能なので、ギリギリになってしまっても安心です。
【リッチメニュー】
LINEトーク画面の下部に固定表示されるメニューです。
新着商品の告知やキャンペーンの告知、ショップページへの誘導、よくある質問など、固定表示できます。
ユーザーからの問い合わせを軽減させたり、後述の自動応答設定と組み合わせることで利便性を向上させることができます。
【自動応答】
ユーザからのメッセージに自動で返信できる機能です。
主によくある質問に対して使われることが多いですが、店舗様のジャンルによって使い方は様々です。
営業時間や発送納期、注文のキャンセルについてなど、事前に店舗側でよくある質問に対する返答を設定しておくことで、
営業時間外や問い合わせが集中する時間帯でも、ユーザーの疑問を素早く解決し、顧客満足度を高めます。
【セグメント配信】
友だち期間や性別、年齢や地域などをフィルター設定することで配信するユーザーを絞ることができます。
また、タグを設定することで指定のタグを含む/含まない設定をしてユーザーを絞って配信することもできるため、
より効率的、効果的なアプローチが可能になります。
冒頭でも説明しましたが、LINEはメルマガと比較して圧倒的な開封率の高さがポイントです。
また、LINEユーザーが多いこともメリットの1つですので、順に解説していきます。
【高い開封率】
前述の通り、メルマガよりも圧倒的に高い開封率を誇るので、セール情報や新商品情報がユーザーに届きやすくなります。
【リアルタイムにユーザーと繋がりやすい】
LINEはメールアプリよりも親しみやすく、日常的に使うコミュニケーションツールです。
メールアプリはあまり使わない(開かない)という方でも、LINEはよく使うという方も多いのではないでしょうか。
こういったLINEの特性を活かして、「2時間限定!ゲリラセールのお知らせ!」といった、
緊急セールの告知をしてもすぐにメッセージを見て購買アクションにつながる、というメリットがあります。
【集客・売上UPに繋がる】
前述の通り、メルマガよりも開封率、送客率、転換率が高いため、商品ページや特設ページへの集客UP、さらには店舗の売上UPに繋がりやすいことも特徴の1つです。
【効果測定】
クロスデバイス効果測定という機能を使うことで、過去に配信したメルマガごとに効果測定を行うことができます。
主な効果測定項目は以下です。
・送信数
・開封数(開封率)
・クリック数
・送客数(送客率)
・転換数(転換率)
・売上
・1通あたりの売り上げ金額
・メルマガ内のバナーのヒートマップ
ヒートマップとは、どのバナーがどのくらいクリック(タップ)されているか数値化したものです。
ヒートマップを見ることでクリック(タップ)されている/されていないバナーが分かるため、
次回配信以降にバナーの変更や配置変更などをしやすくなります。
ヒートマップに限らず言えますが、この効果測定を行うことでクリック(されにくい)、開封されやすい(されにくい)、転換されやすい(されにくい)などを判断しやすくなるため、より効率よく効果的なメルマガ配信をしやすくなります。
次にLINEを活用するこのデメリットをいくつかご紹介していきます。
【ブロックされるリスク】
高頻度で配信を続けると、せっかくユーザーのために配信していたつもりが鬱陶しく感じられてブロックされる可能性があります。
この記事をご覧になっている方の中にもそういった経験がある方もいるのではないでしょうか。
ユーザーにとって有益な情報を適切な頻度で配信することを心がけましょう。
【LINEのトーク履歴に埋もれてしまう】
LINEは主に家族や友人など、日常的なコミュケーションツールとして利用されていることがほとんどかと思います。
皆様のLINEのトーク履歴も家族や友人とのメッセージの他に店舗からの配信もあるかと思います。
店舗様からのお得な情報告知もこういったトーク履歴に埋もれやすくなるので、
トーク一覧で表示されるメッセージの先頭部分やリッチメッセージのタイトルにも工夫を凝らしてみましょう。
【作成/設定のノウハウが必要】
トークの文面を考えるだけでなく、リッチメッセージと言われるバナーの作成や、リッチメニューの作成及び設定、自動応答を利用する場合の構成など、ある程度知識がないと設定が難しいかもしれません。
もし楽天市場でのLINE配信のノウハウや設計、どんなリッチメッセージが良いのかなど、LINEのご相談があれば是非一度ご相談ください。
ここではLINEを配信する際のポイントやコツ、おすすめの使い方を紹介していきます。
ここを抑えるだけでも無駄な配信やユーザーのブロックなどを防ぐことに繋がり、
より効率よく配信できるようになるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
【2-1.LINEの主な機能について】でも説明しましたが、
リッチメッセージやリッチメニュー、動画コンテンツなどを活用することで、
視認性を高め、ユーザーの目を惹きやすくなり、テキストのみの配信に比べてクリックされやすくなります。
店舗のジャンルや取り扱っている商材によってターゲット層が異なるかと思いますので一概には言えませんが、
一般的には下記3タイプの時間帯が開封率の高い傾向にあります。
・朝の通勤時間帯である7:00〜9:00頃
・昼休みの11:00〜13:00頃
・仕事終わりの18:00〜22:00頃
配信を重ねて分析していくことでより効果的な配信時間帯を見極めていきましょう。
これまでLINE配信のコツやポイントを紹介してきましたが、
まずは店舗様のアカウントをユーザーに友だち登録してもらわないことには何も始まりません。
LINE登録してもらうためのバナーをショップTOPページや各商品ページ、スマホ共通バナーなど、ユーザーの目につくところに配置しましょう。
また、購入してもらった商品を発送する際の同梱チラシにLINE友だち登録を促すようQRコードなどを記載するのもおすすめです。
よくある施策の1つですが、LINE友だち新規登録していただいた際に
「すぐに使える●円OFFクーポンヲプレゼント!」といった特典があると登録してもらう確率が高くなります。
ユーザーにとってのメリットを明確に提示しましょう。
楽天市場に出店の店舗様がLINEを活用するためにはまず店舗様の公式LINEアカウントの開設と楽天への申請が必要です。
ここでは申請の流れと料金プランなどを紹介します。
まず初めにR-SNSとは、SNSの「LINE公式アカウント」「Instagram」「Facebook「「楽天ROOM」を
楽天市場の店舗運営に活用できるサービスです。
店舗様のページを通して、各SNSの友だち・ファンを獲得することや情報発信ツールとしてご利用いただけます。
まだR-SNSを利用されていない店舗様は、まずRMSからR-SNSの利用申請するところから始めましょう。
LINE公式アカウントの開設は比較的簡単ですが、楽天市場と連携するためにはRMSから申請する必要があります。
具体的な手順は以下の通りです。
【1・LINE公式アカウントの開設】
まずはLINEヤフーfor BusinessのウェブサイトからLINE公式アカウントを開設します。
※LINE公式アカウントの開設はこちら
【2・LINE公式アカウントと楽天市場の連携申請(R-SNS)】
RMSにログインし、店舗向け情報・サービス/オプション機能利用申込・解約/R-SNS(アール・エス・エヌ・エス)からLINE連携の申請を行います。
楽天からの承認後、連携が完了します。
【3・審査】
楽天側で申請内容の審査が行われます。
審査には10日〜2週間ほどかかる場合がありますので、余裕を持って申請しましょう。
【4・連携完了】
審査が承認されると、楽天市場とLINE公式アカウントの連携が完了し、LINEを通じてメッセージ配信やプロモーションが可能になります。
詳しい申請手順や必要書類については、RMSヘルプページや楽天の担当部署にご確認ください。
LINE公式アカウントの料金プランは、メッセージの配信数に応じて変動します。
主に以下の3つのプランがあります。
※2025年7月時点のプランと料金ですのでご注意ください。
【コミュニケーションプラン】
月額固定費は無料。
無料配信可能メッセージ数は200通/1ヶ月
追加メッセージは不可
まず導入してみたい、試してみたい方向けのプランです。
無料で利用できるプランですが、1ヶ月に配信できるメッセージ数は200通です。
出店したてのショップや小規模なショップ、LINE活用の試行段階におすすめです。
【ライトプラン】
月額固定費は5,000円(税別)
無料配信可能メッセージ数は5,000通/1ヶ月
追加メッセージ料金は不可
1ヶ月に200通以上配信する可能性がある場合はこちらのライトプラン(もしくはスタンダードプラン)への切り替えが必要です。
試行段階を終え、もう少し本格的に集客や販促をしたい場合におすすめのプランです。
【スタンダードプラン】
月額固定費は15,000円(税別)
無料配信可能メッセージ数は30,000通/1ヶ月
追加メッセージ料金は1通1.1円〜3円※
最も多くのメッセージを配信できる有料プランです。
多くのユーザーの配信できる店舗様や積極的なLINEマーケティングを展開したい場合におすすめです。
また、コミュニケーションプランとライトプランでは配信メッセージの追加はできませんが、
スタンダードプランでは追加できるため、上限を気にすることなく配信可能です。
※追加メッセージは従量課金制です。
※追加メッセージの配信数により追加料金が変動します。
各プランの具体的な料金や配信可能メッセージ数、追加メッセージ料金などの詳細は
LINEヤフーfor Businessの公式サイトで確認できます。
ショップの規模やLINEでの施策内容に合わせて、最適なプランを選択しましょう。
配信数が増えれば増えるほどコストも上がるため、効果的なメッセージ配信を心がけることが重要です。
※LINEヤフーforBusiness「LINE公式アカウント」の料金はこちら
LINEやメルマガに共通して言えますが、
配信して終わり!ではなく、配信後に効果測定を行い、次回以降の配信をより効果的に行うことが重要になります。
ここではRMSを活用したパフォーマンスレポートと
LINE公式アカウント(LINE Official Account Manager)の分析について解説していきます。
RMSを活用してLINE配信の効果測定するためには、
まず「計測タグ付きURL」を発行して配信するメッセージに設置する必要があります。
この計測タグ付きURLがどのLINEメッセージからユーザーが流入し、購入に至ったかを特定する役割を果たします。
以下、計測タグ付きURLの発行方法です。
1・RMSにログイン後、メール・SNSマーケティング→4 LINE公式アカウント for R-SNS
2・URL発行タブを選択
3・「対象のURL」に計測したいURL(商品ページやクーポン、特集ページなど)を入力して「計測タグ付きURLを発行」を押す
4・「計測タグ付きURL」に表示されたURLをコピーしてメッセージに活用する
メッセージ配信後、「パフォーマンスレポート」を選択し、「LINE配信分(URL発行)」を選択することで効果測定できます。
レポートでは、以下の項目などを確認できます。
・LINE経由の売上
・訪問者数
・転換率
・客単価
それぞれ先月比と前年比も表示されるので、比較してどのくらい上がったか、下がったかを一目で確認できます。
また、性別や年齢、地域などを含めた顧客属性も分析できます。
上述のRMSでのパフォーマンスレポートを確認し、さらにLINE公式アカウント(LINE Official Account Manager)の分析も合わせて行うことでより細かな分析ができます。
LINE公式アカウント(LINE Official Account Manager)のメッセージ分析は下記手順で確認できます。
1・LINE公式アカウント(LINE Official Account Manager)にログイン後、「分析」タブを選択
2・メッセージ配信/メッセージ配信を選択
3・配信メッセージの配信数や開封数、クリックユーザーなどを確認
上述のRMSでのパフォーマンスレポートとLINE公式アカウント(LINE Official Account Manager)のレポートを確認したら、
各項目ごとにどんな改善が必要なのかを把握しましょう。
【開封率が悪い場合】
メッセージの開封率が低い場合は、メッセージのタイトルや導入文を改善する必要があるかもしれません。
ユーザーが「開いてみたい」「詳しく見てみたい」と感じるような魅力的なキーワードや文章作りを意識しましょう。
また視認性を高めるためにも絵文字を盛り込むことが有効です。
【タップ率が悪い場合】
リッチメッセージの構成(デザイン)や文言、クリックされやすいようにボタンの配置を見直しましょう。
ユーザーがどこをタップすればよいか直感的に分かるデザインにすることが重要です。
【転換率が低い場合】
転換率が低い場合は、配信内容とターゲット層がマッチしているかを再検討する必要があります。
例えば、購入履歴に基づいたセグメント配信を行うことで、より興味関心の高いユーザーに情報を届けることができます。
このようにパフォーマンスレポートを活用し分析&改善をすることで、
LINE配信の具体的な成果を数値で把握し、次の施策に活かすことが可能になります。
ここまで、楽天市場の店舗様がLINEを効果的に活用するためのノウハウを詳しく解説してきました。
最後に、LINE活用で得られるメリットと、成功へのポイントをまとめます。
LINEを活用することで、従来のメルマガ配信と比べて、はるかに高い開封率で多くのユーザーに情報を届けることができます。
これは、新商品のお知らせやタイムセール、クーポン配布など、あらゆるプロモーションにおいて大きな武器となります。
ブロックされやすいという側面もありますが、これは効果測定や分析を行い、
「ユーザーにとって価値のある情報」を適切なタイミングで届けることで回避できます。
魅力的なリッチメッセージやリッチメニュー、自動応答機能を駆使して顧客とのエンゲージメントを深めていきましょう。
LINEは単なる情報発信ツールではありません。
ユーザーとの新たな接点を生み出し、1対1の密接なコミュニケーションも図れる便利なツールです。
エンゲージメントを高め、最終的にはショップの売上を大きく左右するため、
配信→効果測定を繰り返し行うことで、あなたのショップに最適なLINE活用術を見つけることができます。
ぜひ、この機会にLINE公式アカウントを積極的に活用し、楽天市場での売上を最大化してください!
もし楽天市場でのLINEの始め方や活用法などについてのご相談や、
さらなる売上拡大などをお考えの方は是非一度ご相談ください。
JERICHO TOKYOでは楽天市場、もしくはYahooショッピングでの
・ショップ売上を伸ばしていきたい
・売上が停滞している
・すでに運営代行サービスを利用しているが上手く結果が出ていない
などのお悩みの方をサポートしております。
どんな些細なお悩みでも良いのでぜひ一度お気軽にご相談ください。